- ライン録りの重要性
- 2015/05/25
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ライン録りでリアンプ用データやミックス用データを持込む時代となり、
どの機材で録ってもライン録りは同じだと思われている方も多いと思います。1度プロ仕様機材を使用すればその違いは一目瞭然で、
ビギナー用IFにシールドを直接続して録ったデータをノンエフェクトで聞いた場合、良し悪しがあまりわかりづらいですが、
リアンプやミックスを行うと音の存在感やノイズが顕著に違いが現れます。特にUSBバスパワーのIFでのライン録りはノイズが多く、
AD(アナログからデジタルへの変換)の品質が悪く密度の無いスカスカな音になる傾向があるので、
FireWireもしくはThunderbolt接続のIFをオススメします。CPR STUDIOでのライン録りはコンプやプリアンプでしっかりキャラクター作りをした後、
高音質コンバーターでデジタルに変換しProToolsに取り込んでいるので、
リアンプやミックスの際に自然と音が前に出てレンジの広い立体的なサウンドになります。
またケーブルはBELDEN 8142とMOGAMI 2524を使用しているので非常にノイズレスです。
ギター、ベースのライン録りのシグナルフローは下記となります。ギター→FATMAN(コンプ)→X73(マイクプリ)→U5(DI)→Rosetta800(ADコンバーター)→192I/O(IF)→ProTools
ベース→MXR M-80 Bass D.I.(マイクプリ)→FATMAN(コンプ)→U5(DI)→Rosetta800(ADコンバーター)→192I/O(IF)→ProTools不要であればコンプを外したり、ADを192I/Oで行ったり、アウトボードの順番を変えたり、臨機応変に対応しております。
持込データが密度のないライン録りの場合、1度アナログ出力してアウトボードを通してから、再度取り込む事により密度のあるラインデータに変換する事もあります。プロミュージシャンが自宅でライン録りを行っている際は、電源や機材にも注意を払った最良の環境でライン録りしているからこそ音質の良いサウンドに仕上がり、
プロクオリティーの音を目指すのであれば同等の機材を導入する事が必須かと思います。
(最近は倍音成分の付き方やレイテンシーを気にするアーティストが増えてきており、ライン録りではなくレコーディングスタジオでのアンプ録りが圧倒的に増えてきております。)
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