マイクプリ(TL AUDIO PA2001)をオーバーホールしました
- 2015/06/12
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CPR STUDIOでは定期的に機材メンテナンスを行っており、
今回はドラム録り等で使用頻度の高いTL AUDIO PA2001のメンテナンスを行いました。TL AUDIO PA2001は既にディスコンとなっており、メーカーサポートも切れているので、
今回はエンパイア カスタム アンプリフィケーション(E-C-A)様にメンテナンスを依頼しました。メンテナンス内容は電解コンデンサ16V-4700μ×1個交換、ダイオード×4個交換、Volポットのガリ取り、接触不良修理、真空管12AX7×4本交換、各部チェック、クリーニング、オーバーホールと細部までメンテナンスされており見違える音の良さを確認しました。
※E-C-A様から使用する真空管の提案もあり、明るい音が欲しいなら「JJ製」、ミッドの上がった音が欲しいなら「エレハモ/ソブテック」を推奨との事。(今回はJJ製を選択、ノイズはJJ製の方が低い)またTL AUDIO PA2001はAC115~120Vで動作する仕様となっており、CPR STUDIOではステップアップトランスを使用しております。
真空管のヒーター電圧を定格に動かす事により本来のマイクプリ特性を十分に発揮しております。当たり前ですが機材は長く使っていると壊れてくるモノで、
壊れてから修理ではなく、壊れる前にメンテナンスを行う事により、
お客様のレコーディングに影響しないとように日頃から心掛けておりますので、安心してレコーディングして頂けたらと思います。
