A9のギター、ベースのリアンプを行っておりました。
ライン録りはPro Toolsで行われており、今回はサンプリングレート(48khz/24bit)で行われております。
真空管のドライブで重心を支えるベースサウンド


沙我氏はアンプに沙我氏所有のFENDER Bassman 300、キャビネットにスタジオ常設のTRACE ELLIOT 1048Tを使用しております。
FENDER Bassman 300は名機SUNN300を引き継いだフルチューブアンプで6550パワーチューブ6本による圧倒的パワーと、低域全体を覆い込むような暖かみのある真空管のドライブでキックとの相性が非常にアンプです。
(真空管アンプのドライブはトランジスタアンプやアンプシュミレーターのドライブでは再現出来ない全く別物です)
TRACE ELLIOT 1048TのスピーカーユニットはCELESTION BL10-100Xにカスタムしており、
中低域が太くファットな音質でFENDER Bassman 300の低域をしっかり再現しております。
マイクは今回使用したAUDIX D-6以外にも低域収録に特化したLEWITT DTP 640 REXやSENNHEISER MD421MK2を試しており、FENDER Bassman 300のドライブ感と低域との相性が良いAUDIX D-6を使用しております。
・ベースリアンプ時の使用マイク及びアウトボード
AUDIX D-6→VINTECH AUDIO X73→Universal Audio 1176LN
ビンテージサウンドと最先端デジタルサウンドを融合したギターサウンド



ヒロト氏はアンプにヒロト氏所有のFENDER ’68 Deluxe Reverb、
各種エフェクターやFRACTAL AUDIO Axe-Fx IIを使用して多彩なサウンドを作り込んでおります。
通常のレコーディングの場合、空間エフェクトはDAWのプラグインを使用する事が多く、収録時は空間エフェクトが処理されていないドライサウンドで収録する事が多いですが、
リアンプ時にリバーブやディレイを積極的に使用してDAWプラグインで再現出来ない空気感を作り込んで、収録しているのが特徴です。
またビンテージサウンドを意識したサウンドメイキングであったのでメインのSHURE SM57のHAにNEVE 1272を使用して、Shinya’s Studio 1U76 Rev.Dで軽くコンプレッションする事で、シルキー且つFenderらしい歯切れの良い音で収録してます。
当スタジオのNEVE 1272はエルビスプレスリー、U2、デフ・レパード、ボニー・レイット、リンゴ・スターがレコーディングを行っていたSun Studioで使用されていたHAであり、
まさに古き良きビンテージサウンドとFRACTAL AUDIO Axe-Fx IIを始めとした最先端デジタルサウンドが最高のバランスで融合してます。
・ギターリアンプ時の使用マイク及びアウトボード
SHURE SM57→NEVE 1272(Marinair)→Shinya’s Studio 1U76 Rev.D
SENNHEISER e606→VINTECH AUDIO X73→Universal Audio 1176LN
NEUMANN U87Ai→SSL XLogic Alpha VHD Pre→UREI 1178
JC-120の持ち味を120%引き出すギターサウンド


虎氏はアンプにCPR STUDIO常設のRoland JC-120、歪み関係は各種エフェクターで音作りを行っておりました。
トランジスタアンプの特性を生かしたサウンドメイキングが特徴で、JC-120に搭載されているコーラス機能も使用しておりました。
JC-120は真空管アンプに比べて固いサウンドになるので、
重心の低いMD421にはHAにMONO GAMAを使用し出力トランスはマイルドな仕上がりになるSTEEL、
真空管コンプ(TUBE-TECH CL1A)で暖かさを演出して立ち上がりの良さと厚みを兼ね備えたサウンドで収録してます。
・ギターリアンプ時の使用マイク及びアウトボード
SENNHEISER e606→VINTECH AUDIO X73→Universal Audio 1176LN
SENNHEISER MD421MK2→Shadow Hills MONO GAMA→TUBE-TECH CL1A
NEUMANN U87Ai→SSL XLogic Alpha VHD Pre→UREI 1178
音質への追及が齎す周辺機材
全てのベース、ギターのキャビネットにはPeal レゾリングを使用しており、床に逃げるエネルギーを最小限に抑えてクリアな音像で収録してます。
レゾリングを使用する事でミックス時にEQでカットすべきポイント、ブーストすべきポイントが少なくなりアンプ本来の鳴りを最大限に引き出せます。
熟練エンジニアによる高音質レコーディングが行えるCPR STUDIOはこちら
●A9 OFFICIAL WEB SITE: A9オフィシャルサイト
http://a9-project.com/
●「Spiegel」